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繊維素材/手芸用語集・・・手作り材料・素材・手芸関係の用語集です。

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行/わ行

あ行
アイリッシュツィード たて糸に生地糸(染色しない糸)を使い、よこ糸に青・茶・黒・グレーなどの色糸を使ったホームスパン調のツィードアイルランド地方でつくられるところからこの名がある。

アーガイル ニット独特の菱形を連続した格子柄でジャガード編み機によって編まれ、セーターやソックスなどに多く用いられる。アーガイルチェックともいわれる。アーガイルとはスコットランド西部の地名。

アクリル 羊毛に似た性質をもつ合成繊維。軽く柔らかく、湿感があり、美しい色に染まる。

麻の種類は多いが衣料用に使われるのは亜麻(フラックス・リネン)ちょ麻(ラミー)。
ちょ麻は日本では「からむし」とも呼ばれる。麻は一般的にさらっとした感触がありこれが涼感につながって夏物衣料に多く使われる。
このような認識は「リネン」よりも「ラミー」の性質かきているものである。

ラミー
・繊維は太く長い。
 30〜80ミクロン
 5〜30cm
・天然繊維の中で最もシャリ感がある。
・涼感があり腰がある。
・水分の吸収、発散性に優れている。
・色は白く、絹様の光沢がある。
・強力は天然繊維の中で最も強い。

リネン
・繊維は細く短い。
 15〜17ミクロン
 1〜5cm
・風合いはしなやかで綿に近い。
・涼感はラミーに次ぐ。
・色はリネン特有の黄身がかった色(亜麻色)、白度光沢はラミーに次ぐ。
・強度はラミーに次ぐ。

後染め 織物やニットの状態で染めること。先染めの対語 ⇒反染

亜麻 ⇒麻

甘撚り糸 その糸に適した標準的な撚り数よりも少ない撚りのこと。甘撚りの糸はソフトな糸となる。ニット用の糸は甘撚りが多い。

アルパカ 南米ペルー産のラマという山羊(ヤギ)。毛は捲縮はほとんどなく、平滑でなめらかな光沢の強い毛である。一方、アルパカは織物名でもある。たて糸に綿、よこ糸にアルパカ、組織は「綾」又は「平」無地染めというのが一般的で感触は「ややかた目」特有の光沢のあるやや薄めの織物である。すべりがよく摩擦に強いので広く洋服の裏地として使われている。

アンゴラ @アンゴラ山羊のことで、モヘアはその山羊の毛である。主としてトルコ、南米、北米に生息する。
Aアンゴラ兎のこと。アンゴラ・ラビットヘアは細い柔らかい下毛(したげ)とそれを保護している太い粗いヘアとがあり 前者は白色、後者は灰色のものがある。軽く温かで一般的には羊毛に混ぜて使われる。用途は高級婦人服衣料、帽子など。 産地はフランス、チェコスロバキア、西ドイツ、日本、中国 ⇒モヘア

市松模様 白と黒、または濃淡の2色を交互に碁盤の目状に並べた格子柄。江戸中期頃の、上方役者の「佐野川市松」がこの模様を舞台に用いてから流行し、「市松模様」と呼ばれるようになった。ブロックチェックと同じ。

糸の太さの単位 一般的に使われる糸の太さの単位は「綿糸用」「羊毛糸用」「麻糸用」の番手(count)、「絹糸用」(フィラメント)のデニールの四種類がある。これとは別に素材によって四種の単位を使い分ける煩わしさを避ける為、合理的な統一番手としてテックス(Tex)番手という単位があり、1963年にJISとして制定されている。ここで述べる「綿糸用」「羊毛糸用」「麻糸用」番手とは、それぞれ「純綿」「純羊毛糸」「純麻糸」用という事ではなく、ポリエステルなどを綿、麻と混紡した糸もそれぞれ綿、羊毛、麻番手を使う。糸の太さ、すなわち番手とデニールは糸の長さと重さから割り出した数字である。紡績糸用の各番手は一定の重さに対する長さから番手の数字が決められれる。これを重さが一定であることから恒重式という。デニールは逆に一定の長さに対する重さから数字が決められる方式でこれを恒長式という。したがって番手の方は数字ガ大きくなるほど細い糸を表し、デニールは数字が大きくなるほど太い糸を表すことになる。

糸の撚り 糸にする為には撚りをかける必要がある。さらに撚りは少なくかける場合と多くかける場合によって糸の強さ、集束性、固さ、光沢などが変わり、用途、目的によって撚りの大小は変化する。撚りはその方向によって右撚りと左撚りがあり、JISによって図のように右撚りを“S”左撚りを“Z”で表示するよう決められている。一般に、紡績糸は左撚り“Z”フィラメント糸は“S”、双糸の場合の上撚り(2本を撚り合わせるときの撚り)は単糸と逆方向の撚りをかける。撚り数は綿糸は1インチ(2.54cm)間の撚り数で表し、羊毛は10cm間、フィラメント糸は1m間の撚り数で表す。なお、2本の単糸を撚り糸を「諸撚り糸」紡績糸の諸撚り糸を「双糸」又は「双子」、三本撚り合わせたものを「三子」(みこ)フィラメント糸の場合で無撚かまたはほとんど撚りのかかっていない単糸を二本撚り合わせた糸を片撚り糸という。ニット用は撚りが甘く、織物用の80〜85%の撚り数である。これは、ふっくらとした柔らかい手触りがニット製品には特に必要とされるためである

裏地 衣服の裏に使われる生地。ウールなどの紡績糸を使うこともあるが、ほとんどは、すべりのよい事からフィラメント織物が使われる。
タフタ、デシン、羽二重、サテン、織物以外ではトリコットなどがある。繊維としてはキュプラ(商標名ベンベルグ)が吸湿、吸水性、ドレープ性のよさから最も多く使われている。

ウール・マーク 国際羊毛事務局が定めているウールの品質証明マーク。新毛が99.7%以上で、素材検査と縫製検査に合格した、衣服、服地、マフラー手編み毛糸などの製品に付けられる。
英式番手 綿紡式で紡績した糸に対して使われる太さの単位。綿番手ともいわれる。重さ1ポンドで840ヤードの長さの糸を1番手といい、1ポンドの重さを一定にして840ヤードの何倍の長さがあるかによって番手が決まる。1ポンドの重さで840ヤードの2倍の長さがあれば2番手となる。

エジプト綿 エジプト産の綿。細くて長い綿で、60番手以上の細い糸がつくれる高級綿。

遠州1号 ポプリンの代表的規格として知られている。たて、よこ糸と綿40番手、たて、よこ糸密度、それぞれ133本/1インチ、72本/1インチの高級ポプリン。

エンブロイダリー・レース 織物を基布として、機械によってまず穴をあけ、つぎにその穴の周辺を刺しゅう糸によってかがっていき、穴のあいた模様をつくったレースである。他のレースと異なり穴のあいた模様の部分以外のところは織物そのものであるため、張りと腰の強さがあり衣服の生地として適している。そのため服地や装飾用としてはレースの中で最も多く使われている。レースは穴の部分が多いので夏物に使われるため、基布の織物も綿のローンなどの薄い生地が多い。刺しゅう糸は光沢のあるレーヨンまたは綿のシルケット糸が多く使われる。

エンボス加工 凸凹の模様を布の表面につくる加工である。凸形の模様をつけた鋼鉄製のローラーを加熱し、これと凹形の模様をつけた紙または綿製のボウルの間に織物を通しローラーをボウルに強い圧力で押圧して織物の全面に凸凹の模様をつける。模様の凸部には光沢を生じ、凹部は光沢を出さないので、この光沢差もまた模様効果になる。合繊の場合は熱セット性があるので、この凸凹模様はいつまでも保たれるが、綿やレーヨンの場合は熱セット性がないため、あらかじめ樹脂をつけておいて樹脂のセット性で凸凹を固定する。

オイルクロス 薄手のコート、ブルゾンなどに多く使われる。織物へのコーティング加工に特徴があり、織物自体は綿のローン、ポリエステルやナイロンフィラメントの薄い平織物。これに柔らかいポリウレタン系か、アクリル酸エステル系の合成樹脂を薄くコーティングし、ぬめりのある物。コーティングの為、通気性は減殺されるが、撥水性がある。特徴は油を思わせるような光沢、油のようなぬめり感のある手触り、織り目がコーティング膜を透かして見える薄地感など、今までのごわごわした防水、撥水布と大きく違った新鮮味。オイルクロスの名は、従来からあった絹の薄地織物に亜麻仁油などを重ね塗りした、透明でしなやかな防水性の織物をオイルシルクといったところからきている。

大島紬 奄美大島で作られる先染(さきぞめ)着尺地。たて・よこ糸とも絹の手紬糸を使い、テーチキの樹皮からとった染料につけてから鉄分の多い泥の中に入れ、黒褐色を基調に染め上げた後で、絣(かすり)柄に織る。紬織物の最高級品とされ、類似品に対して本場大島の名がある。

オーガンジー オーガンジーは今ではフィラメント織物が主流である。しかし、もともとは綿織物で、目の粗い、平織りの、ごわごわした手ざわりの、薄地織物である。絹糸使いのオーガンジーは、わが国では戦後から作られたもの。綿のオーガンジーはたて糸60〜100番単糸、よこ糸はやや細めの80〜150番単糸と、細い高級糸を使い、密度はたてよりも、よこの方が多少粗く、平織りにしたものである。オーガンジーの特徴は、織り上げたのち、酸処理を行って麻のような、ごわごわした感じにする事である。しかし、このごわごわとした硬さを糊付けによって持たせたものもある。これは洗濯すると当然糊が落ちて硬さがなくなる。絹糸使いのものは、たて、よこに14デニールくらいの生糸を使い、下撚り700回/m、上撚り600/mくらいの諸撚り糸とし、精錬をせずにそのまま染めて、密度を粗く織る。精錬をしない為にごわごわした硬い織物になる。合繊糸を使う場合には樹脂を付けて硬くする。最近はポリエステルのものが多い。用途は婦人服ようドレス、装飾品など。

オックスフォード カッターシャツ地などに多く使われるしなやかな、手触りの良い、光沢のある織物。たて、よこ糸とも2本ずつ引揃えて平織りに織る斜子組織の織物。ただ、よこ糸はたて2本分の太さの糸1本や、たてよことも3本打ち込んだものもある。もともと白のものが多く、夏のカッターシャツや婦人服などに多くつかわれるが、ソフトな風合いを出すためほとんどが純綿使いである。

織物 織物とは、たて糸とよこ糸が組み合わされてできた布地の事で、いろいろな変化組織があるが、基本となるのは
@平織 =たて糸とよこ糸が交互に1本ずつ表と裏に現われるもの。
A綾織 =布面に斜めの畝が現われているもの。
B朱子織=たて糸または、よこ糸が布面に長く浮いた組織。の三つで、これを、織物の三原組織という。これらの変化組織の他にも、二重織、タオル、毛足の長いパイル織、絽(ろ)や紗(しゃ)のように透かし目の入った搦み織り(からみおり)、その他ドビー、ジャガード、蜂巣織(はちのすおり)、梨地織(なしじおり)……とさまざまな模様を織り出したものがある。