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繊維素材/手芸用語集・・・手作り材料・素材・手芸関係の用語集です。

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行/わ行

か行
化学繊維 再生繊維と合成繊維を合わせて、日本、ドイツ、フランスなどでは“chemichal fiber”すなわち化学繊維という。一方、アメリカやイギリスでは“man-made fiber”といわれている。しかし、日本では昔から化学繊維(略して化繊)とは再生繊維の事を指し、その後に出た合成繊維(略して合維)と区別して認識されている場合もある。

カシミヤ @カシミヤ山羊の毛をいう。毛質は細く、柔軟で独特のぬめりがあり、保湿性に富む。主産地は中国、中央アジア、中近東ど。織物、ニットともに最高級品として扱われている。
A織物の名称。カシミヤの柔らかい毛の特徴をより強く生かす為、綾織にしたもの。しかしカシミヤウールは極めて高価な為、カシミヤと普通のウールを混紡したり、またカシミヤウールをまったく使わずに普通のウール(メリノウール)使いや、近頃はレーヨンやポリエステルとウールの混紡までを含め、とにかく柔らかく仕上げて外観をそれらしくみせたものまでをいう。たて糸よりもよこ密度を込ませて1/2の綾織にしたものが多い。この織物の外観上の特徴は、よこ糸が表面に多く使われ、綾線の傾斜が寝ている事、裏面が平織状に見える事である。

ガーゼ もともとは薄い織物を総称してガーゼといった。ガーゼの名は昔、このような薄い織物を織っていた町、パレスチナのガザ(Gaze)に由来
すると言われている。現在われわがガーゼといっている織物は英米ではコットンガーゼ(cotton gauze)といわれるもので、甘撚りの糸で
平織に織り、晒した後、無のり仕上げしたもので、衛生材料または肌着などに使われるものである。時によってスフのものもあるが、
常識的に肌触りのよい綿が使われる。ガーゼは吸水性のよいことが必要条件になっている。

カタン糸 ミシン糸のことをいう。昔はミシン糸は綿糸がほとんどであった為、綿のコットン糸が転じてカタン糸といわれた。現在のミシン糸は綿、ポリエステル、ナイロン、絹など多種の繊維の糸が使われている。

葛城(カツラギ) 太い糸を使った厚地の綿の綾織物、すなわち太綾のうち、3/2、3/1組織の双糸使いの綾織物の事をいう。現在では3/1組織のものがほとんどで、ワーキングウェアの代表的な生地である。
鹿の子 平織の変化組織。平織にタック編を併用すると、編地の表面に隆起や透かし目を作る事ができる。この方法によって鹿の子のような編み目柄を表したものである。タック編というのは、ループを2〜5回位とばして作る編み方で、透かし目を作る場合、編地に隆起を作る場合、色糸を使って柄を出す場合、編地を重厚にする場合などに使われる。。タック編の併用のしかたによって、並鹿の子、浮き鹿の子、表鹿の子、総鹿の子、たて縞鹿の子などがある。ポロシャツなどに主として使われる。

カラードコットン 繊維が茶色のコットンのこと。茶綿ともいう。アメリカのアリゾナ州の品質改良研究者として著名なサリー・フォックス女史による改良品種のアップランド綿である。この茶色の綿にはキャメル色と緑がかったものの2種類がある。染料で染めたものではなく自然の色であるところに価値がある。

顔料 染料が水溶性であるのに対し、水や油に溶けず繊維との親和性のない色素をいう。無機性と有機性に分けられる。有機顔料は、一般に色が鮮明で、着色濃度も大きく、色相が豊富であるため、多く使われている。織物などにも樹脂を固着剤とした顔料捺染が行われる。

生糸(きいと) 生絹(きぎぬ)ともいう。繭をほどいて繰りとったままの糸。精錬されることにより絹製品となる。生糸は太さにより14、21、27中(なか、27中は約27デニールのこと)など種類があるが、最近は27中が多くなっている。生糸のまま織物を織って精錬するもの(後練り)と、糸で精錬してから織るもの(先練り)とがある。

生成り 生のまま、すなわち生機(きばた)のような感じの仕上げをした布地。または生機のことをいう場合もある。

絹は昔から繊維の中で最も美しいものとされており、ヨーロッパでは絹一匁は黄金一匁と交換されたという。絹の原産地は中国で、起源は約5,000年前であるといわれる。絹は、綿、羊毛、麻などの他の天然繊維と異なり、連続した長繊維(フィラメント)が主体である。蚕の繭から繰りとった糸を生糸と呼ぶ。生糸は中心部のフィブロインと外周部のセリシンとから構成されている。フィブロインは絹本来の美しさとしなやかさをもっている繊維状の物質で、セリシンはそれを取り巻いている、やや固い、にかわ状の物質である。製品にする場合には、精錬することによってセリシンを溶かして取り除きフィブロインだけにするので、柔らかい感触の絹製品になる。この精錬を糸の状態で行ってから織物にするか、生糸のままで織物にしてから行うかによって前者を先練り、後者を後練りという。絹は本来、連続した切れ目のない繊維、フィラメントであるが、生糸を製造するときにできるくず糸や、くずまゆなどを、わたの状態にし、これを紡績して紡績糸も作られている。この糸を絹紡糸という。絹はあらゆる繊維の中で最も優雅でしかも美しい色相に染まり、感性面では非常に優れた繊維であるが、次のような欠点がある。
(1)経年によって黄変する。
(2)日光で脆化しやすい(羊毛より脆化が早い)。
(3)染色堅牢度がよくない。
(4)撥水性がなく、汚れがつき易い。
(5)かびは生えにくいが、虫には弱い。
(6)価格が高い。

生機(きばた) グレーともいう。未晒(みざら)し糸のままの織物。つまり精錬・染色加工前の織物のこと。綿布に使われることば。

キャンバス ダックともいわれる。ダックとキャンバスは合わせて帆布といわれている。しかし一般にキャンバスはやや薄目のものを指し、ダックや帆布は厚めのものを指す場合もある。一般に厚さを表すのに帆布の規格があり、1号から11号までの記号(数字の小さいほうが厚い)が使われる。

キュプラ キュプラはセルロースを銅アンモニア溶液に溶解し、湿式紡糸によって作られた繊維で、キュプラという名称は、銅アンモニアレーヨンすなわち“Cuprammoniumrayon”を短縮したものである。一般には、「ベンベルグ」が広く知られている。現在では旭化成せんいがこの名称を使って生産している。衣料の裏地などの用途に多く使われている。

強撚糸(きょうねんし 標準的な撚り数よりも強い撚りをかけた糸のこと。また強い撚りのことを甘撚り(あまより)に対して強撚(きょうねん)という。強撚糸は甘撚りの糸に比べて固くてしゃり感のある糸になる。クレープ、縮緬(ちりめん)、ポーラなどは強撚糸を使って凸凹やシャリ味を出している。

キルテイング 2枚の布の間にはさまれた綿(わた)を移動しないように布の上から縫い合わすこと。防寒用の中わた入りや洋布団、羽毛布団などに用いられる。またあらかじめキルテイングされたキルティング生地もある。
ギンガム 先染糸、または先晒糸を使って、格子柄か、たて縞に織った綿の平織物。一般的には格子柄が多く、たて縞のものは特にストライプギンガムといわれている。たて、よこ糸とも20〜40s使いが多く、特に40s以上のコーマ糸を使った高級ギンガムのことをゼファ(Zephyr)という。西脇地区が昔からギンガムの産地として有名である。用途はカジュアルシャツ、ブラウス、ワンピース、子供服、パジャマなどに多く使うわれる。

組み紐 機械で作った紐(ひも)類の総称。丸打紐、平打紐、編紐、撚紐など、製紐機の種類によって、いろいろな形のものがある。用途としては
電線の被覆、靴紐、パッキングなど広い分野にわたっている。

グログラン タッサーより横畝が大きく現われた、厚手のしっかりした地合いの綿織物。

クローシェ・レース
(クロッシェ・レース)
クローシェ(クロッシェ)とはかぎ針編みのこと。かぎ針で1本の糸にループを作り、そのループを面状に拡大していく、手芸的技法のレース。一般にレース編みといわれるもの。

ケミカル・レース ケミカルレースはエンブロイダリー・レースの応用で、絹の基布に主として綿糸で連続した模様を刺しゅうしたあと、強いアルカリ液で絹を溶かして刺しゅう糸だけのレースにしたものである。エンブロイダリー・レースと異なるところは、必ず刺しゅう部分を切れる事なく連続させる事である。連続していないと、基布が溶けると、模様ごとにばらばらに離れてしまう事になる。最近は絹のかわりに安価な水溶性ビニロンを使って、水で溶解させる方法が使われるようになり、刺繍糸もポリエステルが使われるようになってきた。高級婦人服や高級装飾資材として使われる。

ゴアテックス 防水性があり、しかも通気性があるため、中の汗や「蒸れ」は外に出す、という機能性のある布地。熱や薬品に強いテフロン系に樹脂を延ばして加熱し無数の小さい穴をあけたごく薄い膜を布地にコーティングしたもの。ゴアとは発明者の名前。

恒重式番手 綿糸、羊毛糸、麻糸などの紡績糸の各番手は一定の重さに対する長さから番手の数字が決められる。これを重さが常に一定であることから恒重式番手という。

合成染料 石油から科学的に合成されてつくられた染料。1856年にイギリスの科学者パーキンが合成染料を発明して以来、急速に普及した。

合成繊維 植物や動物からとれる繊維ではなく、石油、石炭、石灰、石灰石、塩素などの有機質を原料にして合成した化学繊維。
@湿式紡糸=アクリル、ビニロン
A乾式紡糸=ナイロン、ポリエステル
合成繊維は天然繊維に比べ、熱セット性がある、水分率が低い、静電気がおきる、軽い、強い、などその性質に大きな特徴がある。

恒長式番手 恒重式番手の対語。フィラメントの太さを表す場合、一定の長さに対する重さから数字が決められる。すなわち常に長さが一定であることから恒長式という。9,000mの長さで1gのものを1デニールといい、9,000mを一定にして2g、3gになると2デニール、3デニールとなる。テックス番手(1,000mで1gが1番手)も恒長式である。恒長式では数字の大きくなるにしたがって太くなる。

コーデュロイ コール天のこと。別珍と同様によこパイル織物の一種である。別珍の平滑な表面に対し、コーデュロイは毛羽がたての方向に畝として現われるのが特徴、この畝の幅はいろいろあるが、3mm前後のものが多い。

混紡糸 各種の短繊維を混ぜ合わせて糸にしたもの。長年の経験によって組み合わせ、また組み合わせの率(混紡率)が妥当な線に落ち着き定着した。合成繊維と天然繊維の組み合わが最も多いが、これは吸湿性、防しわ性、強度、風合いなどでお互いの欠点をカバーしあうことができるためである。